No.4
タイトル:ヨーロッパの流れの本流か?
試乗車:Audi A1

 ついにアウディーからコンパクトカーの登場です。もともと中、高級車が主体のアウディーですが、今までTTの様なスポーティーなコンパクトサイズはありました。しかし、スポーツは別ジャンル。A2以降ではあたらしいと思います。高級車ブランドを抱えて作るコンパクトカーは一体どんなものか?フォルクスワーゲンやBMWと違うコンパクトカーを作れたのか?確かめに,試乗してまいりました。
エクステリア
 アウディーらしいといえばその通り!ムダの少ない、きれいなラインで、ブランドイメージの4リングをしっかりと前後に携え、過度な誇張はせず、実に繊細で上品な仕上がりです。ヘッドライトのラインとルーフのアーチで、他社との明確な違いをひと目で判るようにしたのがよく判ります。
インテリア
 多機能なシステムを簡素化し、シンプル操作で扱えるように色々と工夫されています。その同じイメージで、ツマミ類や操作パネルのレイアウトは実に良くまとまっています。それこそ中に乗っているとコンパクトカーのイメージはなく、洗練された中級・・・いや国産高級車ぐらいの印象があります。まだカタログを見ていないので、読者のみなさまはそこでカタログ確認していただきたいのですが、色バリエーションが内外装でかなり組み合わせられるようです。
走行安定性
 まず走り始めて、排気量の体感を確定するのに3km位走ってしまいました。これは、日頃になく時間がかかったという意味ですが、プジョーのターボのように下からのトルクをしっかり感じたため、排気量の予測までかなり迷いました。決め手はコーナリング時のGで感じる時、車体の重量感から逆算して何とか予測・・重量が1200kg?と予想したので排気量も1400ccクラスでターボ・・・という具合に頭に浮かんでナビに確認!!かなり近い数値であっているようでした。これから見て判るように1400ccクラスとは思えないくらいのフラットなトルクで滑らかに4000回転過ぎまで吹けます。実際はATで走っているとかなりスムーズに早めにシフトアップしていくので滑るように静かに加速していきます。まさに高級車のそれに近いものがありますが、試乗車の装着タイヤがオプション仕様か?かっこ良かったのですが、タイヤのハイトが低いのか、ロードノイズを多く拾っていました。これは出来れば50か55扁平が良いのでは?それから、ひとつだけ気になったのが、エアコン吹き出しのリングデザインがサイドミラーに写りこんでくること・・・これだけは違う物が欲しいですね。今回は奥さんに「買ってあげよう」と・・・と言える身分になりたいな〜〜と本気で思いました。使い勝手と質感が上手くマッチしているいい車でした。
 やっぱ〜くるまはのってみにゃ〜わからんけ〜!


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