No.2
タイトル:極めつけ!?遊びか仕事か?
試乗車:トヨタ FJ CRUISER

 今回試乗のFJクルーザー!少し前からディーラー以外の店などでチラホラ顔を見せていた車で、懐かしさと、おもちゃっぽい所がとても気になっていました。最近、ディーラーの展示場でも見かけたので、これは乗ってみるしきゃ無いと、試乗してまいりました。
 エクステリア
 北米やオーストラリアなどではすでに売られている車で、ちょっとスパルタンで懐かしい感じはその為?ランクル40を意識させるヘッドライト回りと立ち気味のフロントガラスはハイラックスサーフを髣髴とさせるルーフの塗り分け風の形状とあいまって、まさに車で遊びましょうと言わんばかりのやる気のあるデザインです。木の枝がボディーをこするくらい、「気にしてはいけない」ぐらいの勢いがあります。ドアはバックドアを入れなければ、変則的な4ドアで、RX8のように前の人が開けないと開かないリヤドアです。結果、掃除が楽そうな、見事な開放感が得られており、遊びのアイテムとしてはかなり楽しいデザインと言えるでしょう。特に空力的に厳しいであろう、フロントガラスを無かったものにするかのような、ボンネットの削り込みやルーフエンドの絞込みは高速走行時の考慮で苦労したことでしょう。良く収めています。
 インテリア
 某N社のX・・・のように中もガッツリ、フロアを洗える設定の内装ですが、どれだけシンプルなイメージで作っても、醸し出す贅沢な感じはトヨタならでは?X・・やホンダのエレメントとは一味違う上質を印象付けます。価格帯から考えれば、そうあって当然なのですが、これだけシンプルな作りに、かえってリッチで無いと、所有できない余裕すら感じてしまいます。すべての操作が楽でしたね。シンプルでスパルタン。これが、仕事の足だ〜〜と言えたら、ある意味幸せです。
 走行安定性
 走り出す瞬間は、まさに高級サルーンの様で、ぎゅっとアクセルを踏み込むまでは、重たい車体をスルスルと滑らかな加速で走らせます。燃費を気にしなければ、V6、4リッターのエンジンの実力はすぐに楽しめます。感心したのはサイズの割りに、走行中に車体の大きさをあまり感じないところで、扱いやすさは抜群でした。これも、ボンネットの削り込みのお陰?!ただ、ナビとバックモニターは必需品であることは間違いないでしょう。所有者なら、この車でスーパーローレンジを使い、山道に行ってみたいですね。この手のSUVは、最近、高級(傷でもつけたら大変)なものばかりで、山や川に行けなくなった人たちには朗報ともいえますが、ディーゼルが無いことや価格設定では、やはりちょっとリッチか?排気量設定だけでも、2.5リッタークラスで50万円ぐらい下のものがあっても良いかも・・・しかし、本当にリッチな人用で考えるなら、このままの設定がいいでしょうね。おもちゃにいくら使えるのか?そこはステイタスかも知れません。何せ、黒が似合う方の車たちは、いったい何インチ有るの?というホイルとリムにゴムを付けたぐらいのハイトのタイヤで街乗りクルザーになってしまいましたから、装飾品のイメージが強く、FJとは同じようなジャンルにありながら、合い交わらない物だと思います。これで秘湯めぐりができたらな〜〜
 やっぱ〜くるまはのってみにゃ〜わからんけ〜!


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