No.1
タイトル:見えないところの見えるアップグレード
試乗車:スズキ SWIFT

 各メーカーがしのぎを削るコンパクトカークラスに満を持してSWIFTのフルモデルチェンジ!今年乗ったマーチしかり、Fitしかりで、スズキ人気車種SWIFTのなにをどう変えて行ったのか?確かめに,試乗してまいりました。
 エクステリア
 どこが変わったのだろう?とSWIFTユーザーでないと気づかないほどの、キープコンセプトでイメージは変わりません。しかし、テールの処理やボンネット&フェンダーのラインは見た目以上に変更されていて、構造的に変更したのであろうと推測される。これはある意味すごいことで、変わったように見えなくて、SWIFTが持つ印象に絶対的な自信があるということで、判る人に理解出来ればOKということなのである。ターゲットがヨーロッパだという事だろう。
 インテリア
 アウディー?プジョー?今までのスズキからは確実にアップグレードしたレイアウトと質感は、これがコンパクトの1200ccクラスであることを忘れさせる上等な出来栄えです。革巻きのステアリングからダッシュボード、質感色合い、隙間の処理、コンパクトの世界基準を作ってしまおうというスズキの世界戦略の強い意志の現れか?
 走行安定性
 乗った瞬間、ドア音が違うことに気が付く。外からのボディー各所はFIT、マーチ同様、軽いであろう鉄板の音がするのに、中に入ると、クラスを越した静粛性。動き始めてさらに、ロードノイズやエンジン音が極力少ないことに、感動すら覚える。タイヤサイズの影響もあるとは思うが、極端な悪路面でなければ、質のいいカーオーディオで、クラッシックが聴けるほどの環境。しかも1200ccクラスとは思えない滑らかな加速。全体の重量感が先代とは全く違うと言っていいほど。ここまで質を追求するには、かなりの剛性アップを見えないところで積み重ねたのであろう。特にステアリングの自然でしっかりしたインフォメーションからみても、フロントロア部分から、ストラットを支えるあたりにかなり新しい設計が施されたのでしょう。あとエンジンの揺れが伝わらない様に、マウント方法もかなりのがんばった様に感じます。エンジンの出力的にはパワーゾーンで使ってみると先代とあまり変わらないイメージなのですが、動き始めがとにかく軽くスムーズで、車両重量がかなり軽減されたのとCVTの相性がいいのか?本当にクラスを感じさせない。そして、何よりも足回りのしつけ方が大人になりました。いい感じでワインディングを駆け抜けられます。これが今後の世界基準になると・・・コンパクトカー楽しみですね!!
やっぱ〜くるまはのってみにゃ〜わからんけ〜!


Copyright © 2008 Tokio Corporation. All Rights Reserved.