No.11
タイトル:クラス不詳!?新しい提案
試乗車:プジョー RCZ

 久しぶりのプジョーでみなさんからの「聞かせろ!」コールの多かったRCZの試乗にやっと行ってまいりました。見た目も名前も今回は格別な感じなので本当にワクワクで行ってまいりました。どういった提案がなされているのか?なにを新しくしたのか・・・触りだけでもお伝えできるといいですね!
 エクステリア
 日本車ではMRSやレクサスに近いクーペ形状ですが、カテゴリー的には該当しません。あえて言うならアウディーのTTに近いとも言えますが、今までプジョーが数字で表してきた流れをRCZに至っては変えています。その本気度が伺えるのがAピラーから流れる様につながるルーフの曲線とその幅!しかも呼応するかのようにドアラインも削り込み、まさにクーペの美しさを存分に表現しているところはフランス車らしいところ。さらに後ろから見る姿は最高に綺麗で、追い越されたあとに思わず眺めてしまうほどの魅力があります。意外に高めなボンネットには十分な熱対策を施したスペースが迫力とも言えるボリューム感を与え、すこぶる大きいタイヤサイズを当たり前の形のように収めているフェンダーもFFであることを疑わせるほどです。
 インテリア
  一般的な1.6Lターボのクーペとして捉えたら、信じがたい程、贅沢が凝縮されています。アナログな時計はもちろん、パネルから、革の処理まで、クラスを意識しては見られません。国産は排気量を上げて高級化するのが当たり前のように感じさせますが、1.6Lでこれを作るフランス人の心意気に「乾杯!(完敗)」です。ハンドルの形状すら意識したインテリアは創ることのわがままを忘れない土壌が生み出すものでしょうか?
 走行安定性
 試乗モデルがATということもあり、圧倒的なパワー感は無かったのですが、下から使いやすいエンジン特性はそのままで、滑らかに何事も無く走ります。圧倒的に足が優った状態ですがオンロードを意識してか?タイヤサイズの影響か?フロントのインフォメーションが硬過ぎに感じました。これはパッケージの形状から来るのかも知れませんがフロントのロール方向からの荷移りが少ない分をスタビリティーとタイヤサイズで作っただけにアスファルトの段付きを「伝統の猫足」よりダイレクトに受けてしまう傾向がありました。(世の中のスポーツタイプのFFはほぼそうだけどね・・・)後々、ディーゼルやハイブリッドも視野に入れているのでは?ハイブリッドAWDで250馬力相当…なんてことにしたら、最高にホットかも知れないですね。
いや〜やっぱ車はのってみにゃ〜わからんけ〜


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