No.10
タイトル:新しい戦略
試乗車:日産 マーチ

 記憶が正しければ、確か・・・初代発売から4代目のフルモデルチェンジを迎えたはずの、日産「マーチ」先代が人気車種であるが故の、次代の難しさをどう克服して進化したのか?果たして先代の人気を上回ることができるのか?その実力を検証しに乗ってまいりました。
 エクステリア
 先代にも見られた緑色の場合、なんとなく雨蛙チックな所は上手に継承されているにもかかわらず、まったく違ったイメージをも見せる今回のマーチ、丸さの継承とおちょぼ口が特徴で中々可愛い。とオヤジが言ったところで信用されないかもしれないが、リヤのハッチ部分が少し広く取れるように伸ばされ、より実用的な空間を作っている。ボンネットもそこまで小さくはなっていないのに、先代に比べるとダウンサイジングをしたかのようにコンパクトに見えて人が使う部分がゆったりあるように見えるデザインですね。
 インテリア
 イメージとしては、すましたアニメキャラクター!全体的に丸を基本調にしたデザインですが、特に目立つのはセンターパネル。オーディオはオプションによって変わるかもしれないがエアコンの噴出し口を目とすればハザードスイッチが鼻でオーディオが口。そして胸のパネル部分がロボットのメダルのようだし、それ全体もひとつのキャラクターのようにも見える。間違いなく女性をターゲットにしていることが分かる。丸つながりで、内側のドアノブの使い心地は気持ちよかった!この辺が感性を大事にしている最近の日産の車作りのあらわれか?
 走行安定性
 車に乗り込む前に、A,B,Cピラーをすべて軽くトントンとしてハッチを開け閉め、ドアを開け閉め・・・何か違うな〜と乗り込みドアを閉めてから、エンジンをかける。おや〜〜このクラスの静かさとしては・・・抜群じゃなあ〜い?と走り出す。先程の鉄板の軽い音からは信じられないほどの静かな走り出しとクラッシックも聞けそうな室内の静粛性。本当にこのクラス?と思うくらい、軽やかな立ち上がりと、アイドリングストップを含めた低燃料、褒めすぎかもしれないが日産の進度からすれば画期的な進み具合。これで電気自動車も???本当の意味で車の戦国時代は始まるのかもしれない。特にCVTの進化は前回のJUKE同様、すばらしい仕上がりで、人が使うところの感性をうまく道具と調和している。プラットホームが圧倒的な剛性を得たのか?自由にデザインしているように見えて、目に見えないところでいい仕事をしているのでしょう。形の好き嫌いは先代と比べて、あるのかもしれないけど、中身の進化として、これほど見事に先代を凌駕するとは・・・恐るべし!本当に今現在のH系1300ccから乗り換えると一クラス上の車を購入した感じになるかもしれないですね。
やっぱ車はのってみにゃ〜わからんけ〜!まずは乗りにいってみんさいよ〜〜!


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