No.3
タイトル:次世代への加速
試乗車:三菱 IMIEV

  電気自動車を紐解けば、随分昔から有りますが・・・軍事兵器でない限り、中々開発が進んでいかないのも世の常です。しかし、資源の無い日本がこれからの産業をリードしたいと考える時、これ抜きでは考えにくいと思います。その具体的な提案の始まりのポジションとして今回の試乗車、三菱の「IMIEV」どんな印象を受けるのか?試乗してまいりました。
エクステリア
 すでにこの形を前提として作られている三菱の軽、「i」ですから、なんの違和感もなく収まっています。エンジンから、電動のバリエーションが加わったことで本来の形になったとも言えるでしょう。
インテリア
 基本的な内装はシックな感じの色合いで、エンジン音の無い静かさと相まってワンランク上の車のようなしっとり感を感じる事ができる。メーターはシンプルの一言で、速度や後続走行距離の表示などで全く新しい感じです。
走行安定性能
 ハイブリッドではなく、電気自動車に乗るのはゴルフ場や施設用のカートぐらい。一体どんなものか?全く予想がつかなかったものですから、幾つかあるドライブモードの選択でそれぞれに試してみました。まずは通常のECOポジション!ノンターボの軽自動車ぐらいの感じで、静かになめらかに加速します。ついに電気自動車がリアルに感じられるようになった訳ですから、この時点でちょっと感動です。それから、Dモードで走行!これは圧巻!!ターボ車並です。地元近くの八代(鶴で有名)の坂道を一気に駆け上がりましたが、パワーに不足なし!エンジンの時に比べて、重量のバランスが変わった影響か?少しアンダーステアが強くなった気もしますが、全く問題なし。しかもこの静粛性。すごい!ただ・・・やはり電池の消費が著しいのか?走行可能距離が一気に減っていきました。しかし、急な上りの坂道の反対は急な下り・・・当たり前ですが、位置エネルギーの活用をしましょう!!Bのドライブポジションを使って回生回路フル活用で充電しながら坂を下り、降りきったときは大体本の走行距離ペースに戻っていました。要は使い方!まだまだ、開発途上ですから、補助金がなければ一般的な購入価格には至っていません。3.3V30AぐらいのLiion電池セルを40セルぐらい使ってるようですから、単純に中国から電池を仕入れてきても電池代だけで80万円はかかってしまいそうなところですから、電池やリチウムの価格が今後の流れを左右するのでしょう。い連れにしろこれから先はこの方向で、自動車業界のみならず参入して競争が激化していくでしょう。その時に今のアドバンテージがうまく生かされて、価格に反映されれば、後発に負けることはないと思います。
 やっぱ〜くるまはのってみにゃ〜わからんけ〜!


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