No.1
タイトル:実用性のバランス
試乗車:トヨタ PRADO

ランクルと言えば、トヨタのレクサス200がその豪華さと迫力が代名詞になっていますが、実際にその排気量とその価格帯のユーザー層はかなり限られてきます。だからこそ・・・ではあるのですが、実際の足として、気軽に使うにはもっと、使いやすいバランス領域のSUVであって欲しい・・・そんなユーザーの為に新しくなったランドクルーザー「プラド」見劣りしない迫力に、中身はついて行っているのか?その実力を検証しに乗ってまいりました
 エクステリア
 試乗車は2700ccですが外観的なものには差が無いのでそのままの迫力あります。全体に押してくる感じはランドクルーザーそのものです。特に張り出したフェンダーの感じは、ちょっと懐かしいランクルで、みんなが膨らまさせていたフェンダーを髣髴させてくれます。まさに、最初っから「イジッた」ヴァージョンそのものです。そして、下回りもスッキリ、フラットに設え、実際の走破性能の高さを予感させる形で頼もしい!
 インテリア
 縦を基調にした、パネルまわりは車体のハードさを伝えるかのような重厚な感じがあり、飽きが来ない為の、奇をてらわない作りこみがシンプルなのに贅沢な感じがして、これが、大人の味わいなのかも・・・。見た目に変化が少ない時の車は、実際に見えないところで濃厚になってゆく場合が多いのですが、まさにそんなところでしょう。
 走行安定性
 するすると走り出す。4000ccクラスはここからガンと加速するのですが、試乗車の2700ccは絶妙なトルク感をキープしたまま、スルスルスルと加速する。もちろん、踏めばギュンと出るのだが、そこはフツーに使ってみましょう。最初の印象は大型車の椅子に腰掛けたような視線の高さが圧巻!良く高いところから見る時に感じるあれだ!確かにえらくなったような気がする(笑)そして、全体の視界も良好、走ってみると車体の大きさほどの大きさは感じなく走ることが出来る。それにしても、すべてが滑らかだ。ハンドリングも無理な味付けがない。パワーステが低速域でアシストするのを少し感じるだけだ。しばらく走っていると、滑らかな加速があまりにも当たり前になって、実は高いトルクで走れていたことに、車を降りて他の車に乗った時、強く感じた。重量があっても、うまく設えれば、それは静粛性と剛性という味になって帰ってくる事が今更ながら、感心させられる。
やっぱ〜くるまはのってみにゃ〜わからんけ〜!


Copyright © 2008 Tokio Corporation. All Rights Reserved.