No.4
タイトル:待った無しのECOモード
試乗車:ホンダ インサイト

 あたらしい車社会の流れが、大きく変わろうとしている今年。すぐにCO2削減となると本当の意味ではECOな車の定義は難しい。実際アメリカや日本でも今はまだ形が優先されているように思える。たとえば誰が見ても、見た目に「それ」を所有することで、「そういったことに気遣いしています!」とわかる車種であること!!実質的に世界的にはハイブリッドなら・・・「ECO」では?という評価はできつつある。CIVICのハイブリットの売れ方を見ても判るように、今はまだ、燃費が良いだけでは、本当にその車が欲しくて決めたとは言えないのかも知れない。そんな情勢の中、ホンダは実質3種類目のハイブリッドカーである2世代目の「インサイト」を発表し、かなりの人気ということで試乗しに行ってまいりました。お試し段階の燃料電池や水素ガスを尻目にどれだけの実力を見せ付けてくれるのか!さてさて・・・
 エクステリア
 初代のインサイトに比べて、実用的な形になっています。他社のハイブリッドカーと比べても形的に理解されやすい方向だと思います。しかも、低く安定して見えます。印象的だったのは試乗させていただいた車のカラーが再生紙コピーペーパーのようにECOな雰囲気の白で、独特な雰囲気を醸し出していたこと。
 インテリア
 シンプルで扱いやすい各ポジション。リヤシートのスペースが子育てファミリーユースであることから見えないところのスペースレイアウトは大変だったのだと思う。設え的には、最近のグレードの上がった軽自動車と経済クラスの乗用車辺りと言うべきか?価格帯を考えるとこの辺りが苦労したところだと思う。
 走行安定性
 プリウスが電気主体とするならば、インサイトはエンジンが主体。しかし、瞬間燃費計や平均燃費を見ていくと、試乗の最中は20km/lをはるかに越えていた。さすがに燃費がいい。加速トルクもあり、車を軽く感じる。タイヤは燃費用にかなり張った感じのある固めのタイヤで軽快!フットワークは問題ない。ただ、自分的にはショックアブソーバーかブッシュ類を駆使してロードノイズをもう少し減らして欲しかった。価格、軽量化、効率化と詰めて行って、回り込み音を低減できないのは、足の煮詰め方にまだ時間を要するのか??営業車や通勤距離の多い人は、待った無しで買い換えても十分効果のある価格だと思うが、自分が今乗っているモビリオ1500CCでオイルに気を使っているとはいえ、ここ3000kmの走行平均燃費がリッター15,2km。これをこなせる基本形があるホンダと考えると、やはり燃費のみならず、静粛性も欲しいと考えるのが自然だと思う。同じ運転でインサイトは多分25kmを超えると思うだけに、静粛性は乗ってみたい要素の中に欠かせないものだと思う。開発費も販売コストになると思うけど、タイヤでなく足で何とか更なるグレードアップして欲しい!!
 やっぱ〜くるまはのってみにゃ〜わからんけ〜!


Copyright © 2007 Tokio Corporation. All Rights Reserved.