No.2
タイトル:ぶれない作り方
試乗車:三菱 D5

 100年に一度の経済危機といわれている状況の中、たとえ政府がもたもたしていても、みんなの生活は休まずにあるもの・・・余裕がある人はともかく、一般庶民としては無駄の無い買い物を考えていかないといけない時期に来ているのは、間違いないでしょう。田舎で車はまさに住居並みの使用頻度。じっくり選ぶ、たたき台になれるように、今年も試乗してまいりたいと思います。今回は久しぶりの三菱。ファミリーユースのD5を試乗してまいりました。
 エクステリア
 デリカシリーズがリリースされて以来、何代目に当たるのか?よく覚えていないけど、最初のデリバンはツートーンが良く似合う四角い車だった。それからどんどん背が高く、丸くなっていったけど、今回は元に戻って基本形。三菱らしい四角な車だ。三菱ファンにはなじみのある、ガンダムチックな四角さがまさに三菱デザイン。やはり、スパルタンな形は三菱の車に良く合う。
 インテリア
 まず目を引くのはハンドルに配したオーディオ類のコントローラー。オーディオパネルと変わらない量で12個ものスイッチで操作することができる。センターパネルも自慢のオーディオにスイッチ類が集中しており画面のタッチでも使えそう。駆動系の切り替えや、エアコンの操作などはすこぶるシンプルにダイヤル操作。試乗車が冬仕様ということもあってか。各所に配した木目調のパネルも目を引く。まさに三菱ファンの為に原点に戻ったデザインかもしれない。
 走行安定性
 10年前に友人のシャリオ グランディスをお借りして乗った時、椅子の設えの良さに驚いたものだった。そんな時の事が頭に蘇るほど、相変わらず椅子の感じはしっかりとした良い感じである。何より、冬仕様限定かもしれないが、シートヒーターは心地よかった。やはり山に入れる1BOX RVは三菱のお家芸かもしれない。さほど大きくないエンジンでもトルクに不満が無い状況で山坂道を走れる。もっとも。最近の高級1BOXは静かでチカラ強いが、山に入れなくなったのも事実である。その点、デリカは山に入れるRVの原点をはずさない、国産唯一の車なのかもしれない。フレームの強度アップは走ると実感できる。欲を言えば、重さとのかけ引きになると思うが、室内の共振があと少し、静かになれば満点だったと思う。
 やっぱ〜くるまはのってみにゃ〜わからんけ〜!


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