No.10
タイトル:脱!デミオ!NEW DEMIO!
試乗車:マツダ DEMIO

 マツダのコマーシャルとしては刺激的な、印象を受ける、今回のデミオ!「かわいいだけじゃつまらない」がどれだけ詰まっているのかワクワクしながら検証に行って参りました。
 エクステリア
今回の車は勝負をしていますね〜〜、会社的にやれるのはこのタイミング以外なかったのかもしれませんね、いろんな意味で。デミオに定着している固定感を上手く壊しています。このクラスのユーザー層がローテーションしたと読んだのか??新たなるユーザー獲得の為!!と断言してもいいほど、今までのコンセプトを切り捨てた、潔いデザインは、何かに似たデザインが増える中、ひとつ超えた存在となる事は確かだろうと思います。このクラスにつぎ込まれた、開発予算が今までとまったく違うのでは??と思うくらい、上手く仕上げています。
 インテリア
エクステリアと同様、インテリアも今のマツダの流れをデミオクラスにも投入です。いつも独自性が薄く、道具としてのシンプルさが売りだったデミオが、上のクラスと変わらない扱いを受け、上達した内装作りと、RX-8以降のスパルタンな雰囲気を継承し、見事に流れの一員となった。価格帯、クラスを考えると上出来といってよいと思います。継ぎ目の隙間を意識して、眺めてみるとよく作りこんでいる事が判ります。
 走行安定性
カタログを見てからでないと何とも言えないが、今までのパワーソースと一味違うエンジンだ。圧倒的にハイパワーや、恐ろしく燃費に傾倒したと言う強い方向性はまったく無いのだが、使いたいパワーゾーンがハッキリしていて、滑らかに良く走る。エンジンそのものは若干おとなしく吹けるので、燃費に振っている事は間違いないのだが、多分、それを活かしたドランスミッションとの相性が抜群に良いのだ。アクセルを踏むとモタツキも無く、気持ちよく滑らかに加速していく。ここまで来れば、デミオがデミオでないクラスまでランクアップされた感じだが、落ちはちゃんとつけてある。決して悪いという意味ではないのだが、ブッシュやショックアブソーバーの影響か??足回りがこのクラスなのだ!!と実感してしまう。特に、ブッシュ類とダンパーだと思うが、これがもう少し贅沢に仕上げられていると、最高にエキサイティングになっていたかもしれない。ま〜〜価格帯を考えると、その他で相当な贅沢を許されたのだから、仕方ないのかもしれない・・・・が惜しい!!ボディーの剛性感アップで伝わるものが多くなっただけにもったいない感じが・・・・新しいユーザー層がスポーツパッケージをベースに新しい味付けのデミオで遊ぶかもしれない。それも、逆の意味でよい楽しみな部分かもしれない。 一般ユーザー的には、今回のフルモデルは買いだと思う。ライバルに劇的なものが出てこない限り、カーオブザイヤーまで行けるかもしれない!これだけほめるのは珍しいと思うのだが・・95点しか挙げられないのが心残りである
いや〜やっぱ車はのってみにゃ〜わからんけ〜


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