No.7
タイトル:質の高いミニバン?
試乗車:トヨタ ブレード
 なにやら最近、少しコンパクトで元気の良い車がトヨタから出ているらしい・・・という噂を耳にして、その筋で聞いてみたところ「ブレード」ではあるまいか?という情報を元に試乗してまいりました。知り合いのK君が買うかもしれないので・・・「良く見てきて!」・・・の言葉どおり、チェックしてまいりました。
エクステリア
 マツダで言うところのアクセラ・クラスと日産のノートの中間サイズですが、若干スイフトのように短くも見えます。ラインはまったく違いますが、印象はプジョー的?ルノーほど際立っていないが、シャープな感じを漂わす・・・長く付き合うとボディーラインの一つ一つに愛着が湧いて行くタイプかな? 表現が難しいのですが、WILLの時の過激さがなくなって、コンセプトは近い流れで・・・大人になった感じでしょう。
インテリア
 人も乗せられ、荷物の時はリヤを目一杯使え、本来セダンがやってきたカテゴリーに対応しようとした、ゆったりなのに、少しスポーティー・・・かといって、ちゃきちゃきのスポーツと違う。シンプルでじわっと馴染んでいく感じ・・・外見との統一感は良く取れていると思う。あるべきサポートやスポーティーよりハイソに振られたコンソール。ルーフのライティングも懐かしささえ感じるこだわり様だ。これデザインした人・・・結構自分が好きな人かもしれない。30代、独身、好きな物にはこだわる・・・的なイメージさえ出てくる。すべてのスイッチ類がシンプルなのは私の好むところである。
走行安定性
 スタートしてすぐに感じた事は、排気量が何ccか?良く判らない感じを受けた。乗ってイメージすると大体はずす事はないのだが、今回は実際の排気量よりも、体感的には小排気量に感じた。これはエンジンが温もって来てから、実際の排気量に合ったトルク感に変わったことから想像すると・・・ガソリンでエンジンを温める為に使わないで燃費を確保しているのではなかろうか?俗にチョークの時間がないのだ。最近のオイルの高性能化が進んだことで出来る事かもしれないが、燃料マップを好きなように書ける時代が来たのだな〜〜〜と思ってしまいました。エンジンは流石にある程度の重さが頭についている感じは残っていますが、その分、リヤが繊細な追従を見せ、破綻をきたすような足回りではなく、きわめて落ち着いた感じである。タイヤをむやみにインチアップしないで使えば、トータルで使い心地と燃費を両立できそうな、不思議な車である。いつもの足として考えると・・・すごく便利なのかもしれない。
 やっぱ〜くるまはのってみにゃ〜わからんけ〜!


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