No.4
タイトル:さらに新しく進化するミニ
試乗車:BMW ミニ
 イノチェンティ・オースチン・モーリス・ローバーと数ある歴代ミニ!色々乗って見ましたが、いつもローポジションに生意気な元気良さが売りのミニクーパー。特に1300Sという過激なモデルは若干二十歳の時に乗って・・・その暴れぶりが楽しかった・・・・時代を経て、イメージのコンセプトをそのまま引継ぎ次世代のミニを作る事に手を上げたのがBMW。勿論その走り味を身上とするメーカーのミニへのトライは、新たなる挑戦。そして、さらに鍛え上げられてきたのが、今回のモデルチェンジしたミニ。今時の速いミニはどういったものなのか?とても試乗したくて、新型ミニに乗ってまいりました。
エクステリア
 下水道を走り回って、まさか・・・を演出するCFでおなじみのミニの形はBMWプロデュース以降の大きな変化はないが、マイナーチェンジが随所に効いて、よりスポーティーなイメージに仕上がっている。細かい事はオーナー同士の意識の基準のみに自己満足を得られる。そういったものである。
インテリア
 一見するとノスタルジックなレイアウトを今風にアレンジメントした・・・とも取れるが、モンテカルロを疾走するラリーミニのコクピットをも連想させる、スポーティーさが際立つ。何よりもタッチスイッチ類がシンプル。そこいら中、自分用に作れそうなパーツ群が規格の中の個性を広げている。
走行安定性
 動き始める。オートマであるがミッションチェンジする感じが三菱のマイベック(だったと思う)に良く似ている。が、それより、もうひとつ進化した形・・・でいい具合に、スロットルにあわせ、シフトタイミングを変えてくるようだ。
 山道で少し軽快に走ろうとすれば、それにあわせ、使うミッションでホールド、アクセルのON&OFFだけで操れる感じ。何より違うのが、リヤアクスルの動きでシビックのそれに負けないぐらい、簡単に旋回を続ける。車体の剛性感はフロントのエンジン周りと、リアの足の付け根に関わるボディー剛性はかなり高い。しかし、中間部分は意外に柔らかく、シャシーのひねりも走り味の為にあわせてあるのかもしれない。誰にでも感じられると思うが、フィーリングの統一感が最高にエキサイティング!タッチフィールとでも言いましょうか?ワンタッチですべての操作を加減する感覚はお見事! ハンドル操作、シフトの感じ、スイッチ類に至るまですべてのタッチフィールに統一感がある。その感覚に妥協がない。正直、これだけ妥協のない統一感のあるフィーリングに遭遇するのは初めてでした。時代を築いたミニの進化系はコンセプトの統一感によって、新しい次元の物に生まれ変わったのだと思う。背負った物の大きさだね・・・
 やっぱ〜くるまはのってみにゃ〜わからんけ〜!


Copyright © 2007 Tokio Corporation. All Rights Reserved.