No.1
タイトル:やるならとことん!
試乗車:スズキ セルボ

あの名前が復活した!スズキ「セルボ」である。スズキの軽自動車、上級クラスにあたるものなのですが、豪華装備のワゴンRの陰でしばらく目立たない存在でした。しかもCFから察するにプジョーに良く似ているじゃありませんか・・実際のところどうなのか?確かめるために乗って参りました。
まずはエクステリア
見る角度を限定すると、かなりプジョーになったりフィットになったりしてしまうデザインです。逆に言えば、ポイントを変えてみるとぜんぜん違う車にも見えてしまいます・・・ライフに負けたくない!が、ここまでさせてしまうって言うのがいいです。基本はその線のデザインの流れと言って間違いないでしょう。ここまでやる?それならそれでとことんやって欲しいタイプの私は、スズキの熱い思い入れをその形の随所から感じてしまいました。一番売れている形は素直に受け入れる。しかもプラスアルファに走りを加えようとする外観がなんとも元気に見えてくる。そんなセルボの走り味は???あとのおたのしみ!
インテリア
スイフトからの使いまわし?パーツもありそうな感じですが、それはそれで、上級車からの流用として、質のレベルがグッド。見た目はかなりすっきりで使いやすい。パネル周りも、限りなく乗用車クラスに近づけた軽クラス。むかし「軽君ごめんなさい」って言うのがありましたが、変な小型車よりかなり上質です。日本で206クラスを660ccで作ったら・・・こんな感じになるのかもしれません。よく出来ています。
走行安定性
まずは、プジョーのイメージまで作りこめたのか??印象として、かなり頑張りました!そう感じます。プジョーと言うより、スイフトで作りこんだヨーロッパスタイルの走り味と、フロント荷重の作り方をそのまま持って来て、バネで何とかしつけた感じです。フロントのスタビリティーの高さは、従来のスズキからは一気に違う次元に持ち込んだ感じはあります。あと、後ろのサスペンションの追従性ですが、こらえようとする入力の方向は同じ感じなのですが、惜しいかな・・・リヤのショックのしつけ方が、日本的なショックアブソーバーでなかったら、かなりの線でチビプジョーだったのかもしれません。限界点はかなり高いのですが、プジョーのように「そこから先」のコントロールはさすがにならなかったようです。勿論それが低いと言う意味で無く、本気でプジョーを盗めたのか?と言う意味あいで・・・何れにせよ、今回のボディー剛性の高さが作りえた高い運動性能。ゆえに可能にしている感があるので、一番の作り込みはボディー(シャーシ)そのものだったのかもしれません。結果として似た形に・・・と解釈しておきましょう。真正面からボンネットラインを見たときには新しいスズキの顔に見えてきますから!これはこれでありだと思います。エンジンも粘りのある、なかなかいい感じにしつけられており、基本のキャパシティーの高さを感じます。大いに喜ぶ復活路線です。
やっぱ〜くるまはのってみにゃ〜わからんけ〜!


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