トヨタのミドルクラスと言えば「マークX！」全体のラインナップ車種が 増えたのもあって、どこからアッパー･ミドル・・・なのか、判りづらくは なってきているのですが、とりあえず、働く中心世代の為に、ターゲット を絞った、セダン。いつもの事ながら、カタログや参考資料を見ることも 無いまま、書くのが私の新車試乗！（間違っていたらごめん！）まさに先 月のベンツと好対照となるか？？？乗って参りました。
　エクステリア
全体的には落ち着いたセダンデザインのような・・・・ではありません。 ゼロ･クラウン以降地味そうに見えるものにも、力強いラインが存在感をか もし出しているのが最近のトヨタデザイン。まさにその真骨頂。ケバかった り、トリッキーだったりは無いのですが、インテークやヘッドライト、フェ ンダーのハイライト、そこ、ここに力強さを感じます。
　インテリア
ミドルクラスらしく、判りやすい操作パネル。日本語表示は別としても、か なり扱いやすくシンプルである。多機能をかなり使いやすく表現できている と思う。内装的仕上がりはトヨタにおいて国産比較で負ける事は無い。さす がの作りこみである。スケール基準（各パーツの隙間許容範囲）がひとつ上 がっていたような印象であった。室内の静粛性にも一役買っているであろう 、内装の静穏効果はそこらから来ているのかもしれない。
　走行安定性
まずは、ゆっくり流してみる。圧倒的なトルク感で滑るように加速する。あ まり飛ばそうと思わない感じをうけながら1時間ばかり走行。何事も無く、会 話をしながら過ごせる移動空間。走りに魅了･･･的な刺激は無かったが、リ ラックスして流せる・・・いい感じだ。折り返しからの帰り道、意識して、 車の能力を試してみる。どうした事だ！踏んだ分だけストレスを発散するか のように加速していく。いきなりスポーツタイプにでも変わったように踏ん 張ろうとする足回り・・・さすがに一世代変わっただけのことはある。タイ トな旋回には頭が若干重いのか？「アンダーステア」を感じさせるが、勿論 問題ではない。ブッシュもサスも少々硬く感じるが、振動も音も良く抑えて いる。あと少し路面を伝えてくれたら、最高だったと思う。剛性感としても 良く仕上がっていると思う。タイヤサイズを変えるときは慎重にしないと、 本質的な乗り心地に影響があるかもしれない。加速がすごかっただけに、あ まり度を越したストレスを抱えたまま乗らないようにしたい車ではある。（ 世のお父様方の健康と安全の為に）結果としては、運転席なら過去最高の社 用車！ッて言ったら怒られるかもしれないけど、すべてがあるのに気を使わ ない。トヨタならではの車だと思う。すごい事だと思う。日本車の本来持つ 価値観の延長線上にはこういった車が個性となって行くのかも知れない。
いや〜やっぱ車はのってみにゃ〜わからんけ〜