No.10
タイトル:日本の山道を旅する
試乗車:スズキ ESCUDO

 私が持つスズキの個人的イメージは「質実剛健!」コストパフォーマンスは 高い。車両は安い!適度な妥協点を見出している。そして、そこに売りがある 。十年使う車で考えなければ、その利便性が軽No1を保たせた理由としては 十分なものがある。ジムニー&キャリー、アルトしかりだ。その中で、唯一車 格の違う車が今回の試乗車「ESCUDO」だ!正確には覚えていないが、も う3代目になるのでは?スズキの質実剛健ぶりが健在かどうか?確かめに行っ てまいりました。
 エクステリア
昔から、車格の割に小柄な「ESCUDO」!!日本の遊牧民??向けに作ら れた!そのコンパクトな感じは大きな排気量を持ち、3ナンバーサイズにもか かわらず、威圧感はない。スイフトやジムニーの華やかさも無い。しかし、サ イズ以上の落ち着きを漂わせているのは、スズキもこのクラスを作りなれてき た証拠。国産車というより、輸入車に見られる雰囲気がある。
 インテリア
外観と同調してか?派手な作りこみや、過剰なスポーツ表現は無い。しかし、 すっきりとまとめ上げている。これがデザイン上の目玉!!!と上げるところ を探すのが難しい。しかし、ありふれたというには無駄の無い形が、これは 「車なんだ」と主張する。なんとも表現が難しい。デジタル表示の多い昨今、 道具としての誇張が過度に無いアナログ感はいきなり使っても違和感が無い。 (私が古くなってきているだけ?)すぐに使いこなせる感じは好印象!好き 嫌いで言えば、好きである。水や泥が入っても大丈夫なようなCFなのに、 インテリアが砂埃で汚れると困るような美しい作りの内装の半端な主張より は潔くさえ感じる。必要な機能は網羅してあるコンソールからセンターパネ ル周りの集中が心憎い。
 走行安定性
先代のESCUDOまではフレームの上に箱が乗っかっているバリバリのア ウトドアご用達!シンプル装備に対して、今回の車体はモノコック!最近の 流れか・・・スパルタンより、軽量、高効率と静粛性を求めたのか?剛健さ は無くなったのか????試乗してびっくりです。まず、スタビリティーの 高さに驚かされ、速度領域によって、扱いが変化していくような、フレキシ ブルな限界点。AWDの弱点の小旋回以外は見事に進化をとげているではな いですか!すばらしい!価格帯も高くなりすぎたこのクラスにカツを入れる ものだし。しいて、何かを突っ込めとしたら、ショックアブソーバーを上品 にしつけられたら、最高だったのに・・・バネとの折り合いがあと少し・・・ スタビリティーを上げたから、仕方ないのかもしれないが、惜しい!って言 うことぐらいかな?勿論、通常使用では問題にならないところだけど、そこ はそれ、私の試乗コーナーですから、シビアに突っ込むとこは突っ込みます。 ノースポンサーですから・・・・
いや〜やっぱ車はのってみにゃ〜わからんけ〜


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