No.6
タイトル:きっかけはAクラス!?
試乗車:メルセデス ベンツ A170

 ひと昔前なら、メーカーイメージを代表するものは、ハイエンドの高級車で、 あこがれというポジションにあるものが多かった。しかし、その見識にここ数年 大きな変化が見られる。各メーカーが競ってコンパクトカーの水準を押し上げ、 コストパフォーマンスに長けたものが良品を作るイメージに取って代わられて いるのだ。ハイブリットや低燃費に便利装備満載が普通になってきている。 これに一番、危機感を抱いたのは、ほかならぬ、メルセデスであろう。安全神話 を欲しいがままにしていたベンツがその評価を下げたのがまさに、Aクラス! 決して悪い車ではなかったのだが、各メーカーが心血注いで作りこんでいた コンパクトクラスに高性能だけを売り物に殴りこんできたベンツが、唯一、 痛いしっぺ返しを食らった車でもある。3度目の正直とはよく言ったもので、 良くも悪くも、今回のAクラスが今後のメルセデスを占うといっても過言では ないだろう。こんな車を試乗せずに済ますマイカー講座ではありません。 勿論乗ってきました。走ってみました。その後報告を・・・・
 エクステリア
基本的なイメージを変える事無くマイナーチェンジを受けたように作られて いますが、これははっきり言って、別の車に変わっています。印象が同じだけで、 別の車といっていいでしょう。ただ、一般的には、以前のAクラスオーナー 以外は変えたことすら気づかれないかも知れない。
 インテリア
これはもっとすごい。このクラスにここまでするのか?と思うくらいすばらしい。 オーディオの音は勿論、けち臭さが無くなった椅子はまさにベンツ!シート ポジションも自由度がましてクラスを勘違いしそう。他は事細かにあるので、 実際に見たほうがいいと思う。
 ドライブフィール
コーナーに入る手前の減速で今回のレベルの高さが良くわかる。リヤブレーキと 足回りのしつけ方がまるで違う。以前のものとは比べ物にならないぐらいよく なっている。ボディー剛性も向上し、回り込む音が実際の車室内の音圧より、 静かに感じる。まさにメルセデス ベンツである。ここまで作りこむとは、 相当の危機感で取り組んだに違いない。しかもこのレベルで250万ぐらい からあるという。この感激した装備のままで・・・・久しぶりに予想価格を 40万ぐらいはずした。まさにお買い得だ!やはりベンツに負けっぱなしは 無い。またひとつ高くなったバーを世界の車メーカーがどう?乗り越えて いくのか、楽しみになってきた。きっかけはAクラスである。?
 やっぱ〜くるまはのってみにゃ〜わからんけ〜!


Copyright © 2005 Tokio Corporation. All Rights Reserved.