No.3
タイトル:進化した昆虫???
試乗車:スバル R1

  スバルの富士重工が飛行機屋さんから車メーカーとしてデビューした時、航空機の技術で 作り上げた名車「スバル360」。日本の高度成長期にファミリーカーとして無くてはならない ものとなっていたのはあまりにも有名。その風貌が、ワーゲンの「ビートル」に対してスバルの 「コガネムシ」って言っていた記憶がある。その後に、ハイパワーな初代「R2」がデビュー・・・ って事でマニアでなくても最初のが「R1」で後が「R2」になったのだろうと推測ができる。 ホンダの「バモス」「ステップ○×・・」の様に、コンセプトを継承した、なつかしい名前 シリーズ?が今回デビューの「R1」。「R2」と順序が逆に出たのはコンセプトの違いでそう なったのかも?この辺は、スバルマニアに聞いたほうが確かな情報が得られると思う。「R2」 のデビューが鮮烈だっただけに、かなり期待して試乗してきました。
 まずはエクステリア
 初代 が「ちびワーゲン」コンセプトに対して、今回はどれだけのオリジナリティーを持って出てくる のか?期待していました。結果、「R2」系の顔をもう少し丹精にした感じで、リヤの印象は プジョー206のイメージのディフォルメ「そう・・・きたか!」R2のままでも十分いい感じで 収まると思っていたのですが、やっちゃいました。初代と同じでそっくりさんになっちゃいました。 オリジナリティーという点では「僕」的には残念な気がするのですが、カッコよさは抜群です。 生意気に足には15インチのホイルをどうやら標準のように履くらしい。
 インテリアはこれまた スポーティー。ちょっとした雰囲気だけでほぼ同じ様な内装がこれほどR2と違って見えるのは スバル恐るべし!
 そして、肝心の走りは?
 あのサイズのタイヤを使うくらい相当高いレベルで スポーティーかと思いきや?しっとりとした安定感のある走りで、パワーが出せるエンジンを 完全に燃費仕様に振ってあるのが歯がゆいくらいおとなしい走りでした。「これなら15インチは 要らないだろう・・・でもハイパーバージョンを出す為の前振り??」なんて思いをめぐらして 走ってきました。車自体が冷えてる時は、タイヤからのロードノイズやエンジン音が少し大きく 感じましたが、慣れてくると大丈夫でした。大半の人がパワーより燃費でしょうから、これで いいのだとは思いますが、タイヤサイズを変更したら、価格や静粛性をより良く仕上げられた かも?形にこだわるなら、本来よく回ってパワーの出るエンジンをそのまま解放してやれば、 軽スポーツとして十分いけると思うのだけどどっちつかずで価格が上がるのは「R2」程の評価 にはできない。そこのところ選択できないのは、少しもったいない。スーパーチャージャー無し でいいから、NA最速仕様で・・・出てこないかな〜??。
 やっぱ〜くるまはのってみにゃ〜わからんけ〜!


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