No.12
タイトル:コンパクトカーの上質化!?
試乗車:MAZDA VERISA

 久しぶりのマツダです。マツダ自体、かなりスポーツタイプのものにイメージチェンジをしつつあるので待っていたところ、いい感じの中間の車が出ました。その名は「VERISA」!!多分、デミオのプラットホームと共用で、ほぼ同サイズに見える。が、雰囲気は一味違います。先月の日産もそうだったのだけど、やっぱり、今はコンパクトが熱いみたいでサイドインパクト(横からの衝突安全性)の基準がさらに強化の方向に変更したせいか、ABCピラー(車の屋根の柱でフロントからA.B.Cとなっている)は、かなりの強度をもっているようで、ドアの開閉音まで多大な影響を与えている。全体の印象では際立った個性を放つわけではないが、柔らかい曲線とすっきりした直線が日本車のあまり得意としていない、飽きないデザインを上手く成立させている。
 エクステリア&インテリア
 パッと見は思わず、BMWのミニを連想してしまうのだけれど、実際は違います。しかも、ムリヤリ押さえつけた様なボディーラインはないので柔らかいラインなのにがっしり感じます。インテリアは結構触っています。初代デミオからインテリアの骨格は変わっていないのでは?と思うくらい、骨組みの基本位置は同じですが、細かいところに多くの仕事をしています。噴出し口のすっきりしたまとめ方、ちょっと贅沢を詰め込んだセンターパネル、質の点で結構こだわっています。特に気に入ったのが、リヤのラゲッジスペースのカバー。先代のデミオなどではロールカーテンのようなカバーをつけてなんとも頼りなかったのですが、ラゲッジルームのカバーがそのまま上のカバーにも変身する重宝なもので、荷物の量や質によって、使い分けが出来る事がうれしい。
 ドライブフィール
 新型デミオが結構走れるエンジンに変わっていたので、「VERISA」は同じくらいなのかな〜?と思っていたのですが、ちょっと様子が違いました。1500ccクラスだということはアクセルを踏んですぐに判ったのですが、エンジンは軽い吹け上がりというより、しっとり感があってトルクフル・・・でも結構伸びていく。いい感じに軽い加速を続ける。トルク型エンジンでも回転型エンジンでもない丁度いい感じの、中間なのかもしれない。回るエンジンをしつけた感じかな?足はタイヤサイズとあいまって見た目よりスポーティーな感じで走れます。でも、気軽に疲れない足として、普段乗りがちょっと上質に・・・って所でしょうか?
やっぱ〜くるまはのってみにゃ〜わからんけ〜!


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