No.09
タイトル:トップブランドへのこだわり
試乗車:トヨタ CROWN MAJESTA

 トヨタ「クラウン」のフルモデルチェンジのお披露目から半年、最上級モデルのマジェスタがついに発表となった。マジェスタと言えば、先代の滑らかな曲線が特徴であったが、ZEROクラウンとなって、クラウンとのスタイリングの差をどう表現するのか?気になるところで・・・再びお招きいただいた発表会・後日の試乗とを報告いたします。
 発表会で見たマジェスタは、基本的なところはクラウンと同じ・・・・と言いたい所なのですが?これがブランドへのこだわり、同じ系列とは思えないぐらい細部までラインを変更して、風の流れ方すら変わるほどやさしく流したリヤ-ビューに変貌を・・・。メルセデスベンツがそうであるように、一目見て、車名は断言できる。しかし、同じブランドの中に、違う車格の存在を明らかにするような、統一感がありながら個を主張するインパクト。実に贅沢だ。それは、試乗した時に、もっと強く感じることとなる。
 4.3リットルV8のエンジンはその排気量も言わずとも知れたビックパワーを絞り出しているが、不思議なほど、滑らかで扱いやすい。エンジンの評価をするにあたって、サスペンションから、ミッション等の出力コントロールを同時に評価しないとバランスが取れない。そこまで、車の動きにすべてが関わっているような感じがする。乱暴に扱っても急激に破綻をきたすことは無い。制限速度領域でしか、試してみられないのが残念ではあるが、時速140kmから上の領域が明らかに、日本で言う乗り心地と、ヨーロッパで好まれる運動性能を上手くミクスチャーした新たなるラグジュアリーカーの領域を試しているのではなかろうか?
 サスペンションのセットも各モードがあり、アベンシスばりに固くなるのかと思いきや?限界性能を変更しながらも、最終的な乗り心地は車格の枠を外れることはなかった。
 乗る人も、乗せられる人も快適な空間がそこにある。贅を尽くさなければ得られないリラックスした空間移動が可能な新型。限界性能をあれだけアシストした車でありながら、きちんと路面状況を伝えてくる車速感応型パワーステアリングは実に気持のいいものだった。
カタログで確認しないとわからないけどトンネルの右曲がりでセンターに向けてヘッドライトの光の拡散が増えたように感じたのは新しいアイテム?点灯時にウインカーを出した時のようにラインが良く見えた。色々アイテムが詰まっているようで・・・ご検討の方、試乗が楽しいですよ!!!
やっぱ〜くるまはのってみにゃ〜わからんけ〜!


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