No.07
タイトル:人数を多く運ぶ???
試乗車:NISSAN キューブ

  今月の試乗車は日産の「7人乗りのCUBE」である。

キューブは以前NEWモデルデビューの時に試乗をした。その時のイメージは、独身から新婚さんぐらいまで、結構若い人に向けた面白い車だと思っていた。だが、何故今、7人乗りをあのパッケージのままで行ったのか??非常に疑問に思っていました。出てから、しばらくたったのですが機会があればどうしても検証してみたかったので、今回の試乗となりました。

 まずはエクステリアから
形的には一貫性があり、特別今までのものと替わったわけではない。が、全体的に「大きくてすっきり」という表現も曖昧だが、確かに一皮剥けたカンがある。
その一貫性はインテリアにも引き継がれており、以前より、アイテムが増えた内装に見えるのだが、すっきりとまとめられておりスポーティーよりはシンプルに近いイメージである。いつも通りカタログを見ないで書くので、詳細が解らないが、少しだけ大きめパッケージになっているようだ。運動性能はデビューモデルよりむしろ静かでしっかり動く感じがする。タイヤサイズやホイルベースの変更があるのかも知れない。とにもかくにも、見えないところで随分改良をされているようだ。
 しかし、キューブに7人乗りの意味は私にはハッキリわからないが、かなり窮屈な状況で7人乗りは可能でトヨタの「シエンタ」やホンダの「モビリオ」などに対して、車種を増やす事無く対応した結果かも知れない。しかし、そこの功績は大きく、キューブの魅力を大きく増大させた。それは、7人サイズにする為にきっちり各所を切り詰めた感じが車の完成度を高めたと思うからだ。実際に7人乗って使用するシチュエーションなど、めったにあるものではない。ある人はもっと大きなサイズの車を買っている。緊急用?!これがあるとないとでは大違い。あるものを使わないでおく事はできるが無いものは使えない。そういった点では非常にアクティブな車である。最近の日産は、限られた中ではあるが、大変楽しい車作りが感じられる。使える、使えない以前に使う人の感性でどうとでも使いこなせそうなアイテム作りができてるように思う。日産が元気になった証拠かもしれない。これで、ディーラーのプレゼンがもっと力強くなれば、新しい日産体制が確立するのでは?と思ってしまいました。マーチもそうだけど、このクラスの競争は各社とも激しいな〜!この厳しさがメイドインジャパンを取り戻す鍵だから・・・・頑張ってください!
やっぱ〜くるまはのってみにゃ〜わからんけ〜!


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