No.8
タイトル:世界のわがまま、ここにあり・・・!?
試乗車:MITSUBISHI グランディス

 グランディスには結構いい印象が定着している。最近、顔を見ていないが、大変ユニークな知人が以前乗っていて、長距離出張(茨城県あたり)には随分活躍していただいた。彼の車であるが車載ナビの登録地点の2/3はその出張の際のものだったぐらいだ。なにがそんなに良かったのかと言うと、シートである。先代のグランディスが発売されたころだから、もう、5年は経っていると思うのだが、ドライビングポジションは勿論、後部座席(サポートシートは除く)に至るまでオールキャプテンシート状態でくつろげること。10時間を越える高速移動は椅子の感じで随分印象が違う。だからこそ、あのグランディスが今度はさらにわがままを聞いて進化したと言うのだから、乗ってみない訳には行かない。
 第一印象!かなり攻撃的デザイン?にも見えるボディーライン!特にヘッドライトからのカットとリヤーのドアラインが厚い感じと言うかゴッツイ感じと言うか?全体的にはシャープなラインが多いのに乗り込んで走り出すと、驚くほど印象はマイルド傾向。
 運動性能はこの手の車の中で比較すると、かなりいい線行っていると思う。ただ、先代の感じからするとフツーになったと言うか、許容範囲が広がったと言うか、クルマ的個性と言う点では外観にほどの強さを感じない、マイルドな仕上がりと言うか?可も無く不可も無くって所が世界基準の為の幅広さの現れなのであろう。ルノーのワンボックスやオペルのワゴンなどに感じる印象を少しだけ感じてしまった。
 おっと!そう言えば、このクラスを評価するのに、付け加える事が・・・・このサイズの6〜7人乗りは外見的に見るとみな同じサイズの様に見えるのだが、6人又は7人をしっかりした状況で乗せる車と4人乗りのセダン(プラスサポート2)で荷物が積める物と用途が案外ハッキリ分かれているので用途に合わせて基本形をお選びください。それから、一概には言えないのですが、ホイールベースが長いと高速走行は比較的「安定方向」になり、ホイールベースが短いと狭くなった道で「小回りがきく」と文字通り一長一短があります。今回試乗のグランディスは片道100qや200qは難なくこなすクルマで椅子のよさは相変わらずで、楽させていただきました。里帰りや家族旅行は楽しみやすいと思います。
 総合評価の5段階で考えると4をあげたいぐらいの出来でした。
 やっぱ〜くるまはのってみにゃ〜わからんけ〜!


Copyright © 2003 Tokio Corporation. All Rights Reserved.

FC2 キャッシング 無料ホームページ ブログ(blog)